愛知県との県境の三重県側の木曽川河口近くに湧き出でており、古くから湯治場として知られている温泉である。鍋田と言えば昭和３４年の伊勢湾台風で大変な被害にあった場所として覚えている人も多いと思う。
場所は、国道１号線の尾張大橋の直ぐ東側（名古屋寄り）の信号を南側へ入ると直ぐに見える。また、国道２３号線（名四国道）からは、木曽岬信号（富島信号の直ぐ西の信号）で北上し、そのまま約５ｋｍ走れば着く。
泉質は、Na-塩素塩系の所謂食塩泉で、若干の刺激があるが良く温まる温泉である。特に、総成分量が5570mg/kgという非常に濃い温泉で、湯あたりがし易いので注意のこと。湯船は、大浴槽、露天、打たせ、サウナ、泡沫、圧注、水風呂とまずまずの構成であった。また、ロビー、売店、休憩所もあって、ゆっくりすることが出来る。惜しむらくは、設備が古いのと、人が多いのが減点か。駐車場有り。
