諏訪湖の湖岸通りにある日帰り温泉「片倉館」は、一風変わった温泉です。
諏訪方面で製糸業を主として起こした片倉財閥の二代目「片倉兼太郎」社長が、自分の会社の従業員その他の為の厚生施設として、１９２８年に設立した「財団法人片倉館」が、その発祥と言われている。その当時の浴場棟が、この写真の片倉館である。左隣に会館棟もあり現存している。また、後に建てた考古館は、隣接する「諏訪市美術館」として、これも現存している。
温泉は、大理石作りの千人風呂が出色で、湯船は深さ１．１ｍあり、立って入る程の深さである。泉質は、単純温泉であるが、慢性関節リューマチ、神経痛などに利く気持ち良い温泉である。また、大浴場内にラドン浴室があり、やや温めのお湯が心地よく疲れを取ってくれる。
総合評価「ＢＡ」のお勧め日帰り温泉である。
撮影日：２０００−０５−２１
天候 ：晴れ
