ウ類の翼は油分が少ないので、魚を捕るなど泳いだ後は必ず翼を広げて乾かす習性がある。
右写真は、本当に偶然であるが、川岸を歩いていて、カワウが「日向ぼっこ」よろしく翼を乾かしていたので、早速撮影したモノである。
そう言えば、カワウはよくこんな姿勢でいることがあるが、翼の撥水性を増加する為の習性であるらしい。（「野鳥観察室」のＴＯＰにある写真は、カワウが羽根を乾かしていた時に、アオサギが飛び入りしてきた時のモノであった。）
カワウは、「鵜飼い」と同じで水に潜って魚などを捕るが、この生態を撮影するのが難しい。何度もトライするモノのなかなか良いシャッターチャンスが無いのが残念である。何れ撮影したい。
撮影日：２００１−０８−１７
天候 ：晴れ
ペリカン目では、ウミウと共にカワウは我々の目に留まり易い野鳥と思われる。
カワウは、河川や湖・池にすむ留鳥である。近くの丘陵地には鵜の繁殖地（保護地域）があるので、当地ではよく見かけるが、本州全土では移動することもあるという。
長良川の鵜飼いで有名な鵜は、実はウミウであるらしいが、カワウの方も水中で魚を捕られるのが大変上手である。水中で魚を捕らえ、水面へでてから飲み込む習性である。
カワウは、一年中繁殖しており、ひな鳥に対しては、鵜飼いよろしく、口移しで吐き出した魚を与えるそうである。
カワウが翼を広げて乾燥している事があるが、これは翼に油分が少ない為であるという。（その姿については次回掲載したい。）
撮影日：２００１−０７−１１（晴れ）
【写真】川面を滑空しているカワウ。（飛び立つ時）